コントとキャラクター

オープニングコント(Cold Open)

第1回放送の最初のコントは「英語のレッスン」で、 マイケル・オードナヒュー 演 じる英語の先生がジョン・ベルーシ演じる移民の生徒に一対一の英語レッスンをするという内容であった。突然英語の先生が発作で倒れてしまうが、先生が 「Repeat after me」と言っていたので、生徒も無理やり発作で倒れるというオチ。その後、ADに扮したチェビー・チェイスが乱入して「Live from New York, It's Saturday night」とタイトルコールしてオープニングがスタートした。

以後、毎回最初のコントは "Cold Open" と呼ばれ、唐突にコントが始まり、オチに誰かが「Live from New York, It's Saturday night」とタイトルコールしてオープニングという番組フォーマットが毎回踏襲されることになった。

ウィークエンド・アップデート(Weekend Update)

1975年10月11日の第1回放送から毎回続く、唯一のコーナー。ニュース番組の形式で、アンカーが時事ニュースを次々と皮肉る。ニュースの内容 によって当事者(レギュラーメンバーによる物まね)を数人ゲストに迎えて進行するが、時折本人が登場することもある。 歴代のアンカーは数人の例外を除いて、基本的にヘッドライターが務める。初代アンカーはチェビー・チェイスで、2012年現在はセス・マイヤーズ。

なお、1981年から1985年は一時的にコーナー名が変わっていたものの、内容は基本的に同じであった。

映画・ドラマ・人気番組のパロディ

映画やドラマ、クイズ番組やトークショーなどの人気バラエティ番組のパロディ。コントにはレギュラーメンバーだけでなく、時折本人が参加することもある。

なお、他局の作品であってもタイトルや役名はもちろん、テレビ局名(映画会社名)やロゴなどの意匠も含めてすべて本物と同じ物(実名)が使われる。

責任重大Bride's Made

CMパロディ

時事CMのパロディは、コントの合間(特にオープニングモノローグの後)に挟まれる。映画・ドラマのパロディとは異なり、(番組やNBCと直接関係は無くとも)全てのスポンサーへの配慮から、実在の製品や企業名を使うことは少ない。

大統領・政治家パロディ

政治に関連したコントが多いのも本番組の特徴で、主にCold Openで演じられる。国内外を問わず、その時々の政治家の活躍、スキャンダル、独特なキャラクターがネタにされる。

特に「大統領からの国民への放送」(実際アメリカでは、大統領執務室からのテレビ放送が時折行われる)という形で、大統領が国民に向けて荒唐無稽な 語りかけをするコントが毎年何度も放送されている。また大統領選の年には、大統領候補者による討論会がネタにされることが多い。2007年-2009年に は当時大統領(副大統領)候補であった サラ・ペイリン (ティナ・フェイ)と ヒラリー・クリントン (エイミー・ポーラー)のネタが何度も放送され、本人も登場するなど話題になった。

シリーズ化したコント(Recurring Sketch)

  • キラー・ビーズ (初出:1975年10月11日 第1回放送:番組史上初の複数回登場キャラクター。放送後にNBCがカットを要求したため、ローン・マイケルズがこれに反抗してシリーズ化した。当時のレギュラー全員が演じ、たまにブルース・ブラザーズ・バンドが出演した)
  • サムライ・シリーズ (初出:1975年12月13日: ジョン・ベルーシ 演ずるサムライが デリカテッセン 等の店員となり、刀を振り回して接客をするシリーズ。「サムライ・デリカテッサン」や「サムライ・ナイト・フィーバー」などがある。サムライのセリフ回しは 黒澤明 監督映画における 三船敏郎 のパロディ)
  • コーン・ヘッズ (初出:1977年1月15日:地球に住むとんがり頭の宇宙人一家が巻き起こす騒動)
  • オリンピア・カフェ (ギリシャ料理店)(初出:1978年1月28日:違うものを注文しても結局チーズバーガーしか頼めない不条理なカフェ)
  • ブルース・ブラザーズ (初出:1978年4月22日:黒いスーツ、ソフト帽、レイバンのサングラスに身を包んだジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが演じるブルースブラザーズがブルースやソウルミュージックを披露する音楽コント)
  • ガンビー (幼児向け人気キャラクターであるガンビーのパロディを、 エディー・マーフィー が演ずるもの)
  • ウェインズ・ワールド (初出:1989年2月18日:マイク・マイヤーズとダナ・カーヴィーが演じる、ギタリストとドラマーがハイテンションでゲストをいじるコント)
  • マクグルーバー (初出:2007年1月20日:ウィル・フォルテが演ずるマクグルーバーが、時限爆弾と共に閉じ込められ、「 冒険野郎マクガイバー 」のごとく起爆装置を解除しようとするが、邪魔が入って解除できないまま爆発するというシリーズ)
ほか多数

笑ってください!腹の底から!

番組初期のコント(シーズン1-5)

  • あつかましい人(ジョンとビル、ジェーンが出演。)
  • アルファベットの数を減らす教会(ダン・エイクロイドが出演。)
  • エジプト人のダンス(スティーブ・マーティンが出演。)
  • 楽屋(ミック・ジャガーがホストを務めた回のスケッチ。)
  • フェストランク・ブラザーズ(ダンとスティーブのコンビ。)
  • ゴッド・ファーザー(ジョンが出演。)
  • サウドウーチ神父(ドン・ノベロが出演。)
  • 自然漫才師(ジョンが出演。)
  • ジョー・コッカー(ジョンが出演。)
  • スター・トレック(ジョンとチェビーが出演。)
  • 読書の時間(ギルダ・ラドナーがエミリー・リテラ役で出演。エミリーはその後「ウィークエンド・アップデート」に何度も出演。)
  • ベートーベン(ジョンがベートーベンを演じる。)
  • ベルーシ爺さん(ジョンがお爺さん役で出演。)
  • ミスター・ビル(ビルが声を担当するアニメ。)
  • セオドリック(ヨーク州のSM理髪店。スティーブ・マーティンが出演。)
  • ニック(ラウンジ歌手のニック役にビル。)
  • マペッツ(ジム・ハンソン出演。)
  • ロザンヌ・ロザンナダナ(ロザンヌ役にギルダ。)

SNL Digital Short

シーズン31以降に行われている。基本的にホストまたは音楽ゲスト(あるいは両方とも)が出演する、音楽を主体としたショートコント。家庭用デジカメで撮影され、パソコンでされている 。

制作過程

以下の製作過程は、SNLの前ヘッドライター(主任放送作家)でキャストでもあったティナ・フェイの2000年と2004年のインタビューに基づく。

月曜日:

  • オープニングコントと番組の大まかな流れを決める為のミーティングから始まり、ローン・マイケルズとホストによるミーティングが始まる。正式名称 は"ホスト打ち合わせ(The Host Meeting)"であるが、放送作家と出演者は"ピッチミーティング(The Pitch Meeting:意見交換会)"と呼んでいる。
  • ホストは一週間を通して打ち合わせに参加し、放送される内容について意見する。

火曜日:

  • 火曜の夜から水曜の朝までに40から50の台本が書かれるが、大半は放送されることなくお蔵入りする。
  • 放送作家は自分の台本が出来上がると、他の放送作家のアシストに回る。
  • その間に、ローン・マイケルズは音楽ゲストとピッチミーティングを開き、演奏曲目(2 - 3曲)を決める。

水曜日:

  • 出演者、放送作家、プロデューサー、ローン・マイケルズ、そしてホストによって全ての台本が読み合わされる。この読み合わせは通常午後から始まり2時間半から3時間で終了する。
  • 読み合わせが終わると、ヘッドライターとプロデューサーはどの台本を実際に演じるかを決めるが、最終決定権はローン・マイケルズとホストにある。

木曜日:

  • 放送作家が候補に残った台本を一字一句チェックし、一部の台本は書き直して完成度を高める事もある。
  • 「Weekend Update」のスタッフはこの時点からまり、放送作家が選んだその週のニュースについて検討を始める。
  • スタッフも合流し、音楽ゲストの演奏や、メインとなる長尺コントのリハーサルを行う。
  • ホストと音楽ゲストがコマーシャル・バンパーの写真を2から4バージョン撮影する。

金曜日:

  • この時点で演じられるコントが確定し、それぞれのコントを担当する放送作家はプロデューサーとして指揮を執り、大道具や衣装係、音響担当者等と製作を進める。
  • コントに使われるオリジナルの楽曲のレコーディングも行われる。

土曜日:

  • 午前中:サタデーナイトライブバンドがリハーサルを行う。
  • 13時 - :まだまだ完成とは程遠い状態であるが、小道具を用いながらの通しリハーサルが行われる(ローン・マイケルズも立ち会って内容をチェックする)。
  • 20時 - 22時:スタジオの観客の前でドレスリハーサルを行い、さらに約20分の内容が削除される。
  • 22時 - 本番:ローン・マイケルズはドレスリハーサル中の観客の反応を直接観察し、ホストとヘッドライターの意見を聞いた上で最後の手直しを行う。
  • 出演者はドレスリハーサル後の変更点について説明を受け、完成版のコントの概要がローン・マイケルズのオフィスの前にある掲示板に貼り出される。
  • 本番後はニューヨークのナイトクラブでパーティーが開かれ、関係者やホスト、音楽ゲストが招かれる。

収録の進捗状況は常に掲示板上で調整される。コントや番組進行はインデックスカードにされ、進行順に掲示板上に配置される。進行順の決定に際して は、内容、カメラ配置、出演者のスケジュール等の制作上の制約事項が考慮されている。カットされてしまったコントはボードの隅に取って置かれる。放送が近 づくにつれて、作家やプロデューサーは自分の担当パートどうなっているのかを掲示板を見る事でチェックする。

2004年10月に CBS の『 60 Minutes 』にて製作現場が取材された。この中では、本番までの一週間で、沢山の長時間に渡る白熱したミーティングを経て台本が作り上げられていく様子が放映された。また、ホストは自身が出演するコントについて、深く関与していることも紹介された。


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